煙管(キセル)

煙草の値上げ、禁煙せよの大号令の中、煙草の話題である。 

とはいえ、煙管のこと。 

 

 

タバコと言えば紙巻タバコである。 

コンビニで「たばこ」と書いてあっても、置いてあるのは紙巻だけのことが殆どだろう。 

 

紙巻はシガレット(Cigarette)である。 

葉巻はシガー(Cigar)や細いシガリロ(Cigarillo)で、パイプや煙管で吸うのがタバコ(Tobacco)なのだ。 

いわば看板に偽りあり、というところ。 

 

手巻き煙草はタバコだが、特にシャグ(Shag)という。 

シャギーと同じシャグだ。 

細いシャグは日本の刻み(きざみ、鉛管で吸う)と同じくらい細いが、いかんせん大雑把。 

刻みはストレートヘアのごとく、あるいは芸術品ともいえる作りなのに対し、細く切っておけばいいだろう的に切って詰めているからシャギーヘア状になってしまうというところか。 

 

 

日本で主流となっている紙巻タバコが実に悪い。 

ニコチン依存症になるように作られている。 

しかも添加物も多く、タバコ臭いと思われる原因のひとつにアンモニアやアセトアルデヒドの添加があるだろう。 

紙が悪いのではと言われることもあるが、タバコが最も悪く、次に添加物なのである。 

もちろん、それは秘密のことで、JTの公表している添加物表にはない。 

 

どのくらいの時間吸うかというと、数分間で、これは人によって違う。 

本数もまちまちだ。 

 

つい最近まで1日40本程度、最も多かった頃で70本程度は吸っていた。 

タバコを止めようと思って、現在は禁煙準備期間(終了未定!)である。 

 

 

何が目的かというと、禁煙が最終目標だが、高望みはしない性格である。 

まずはニコチンの置換のようなものをやっている。 

それが煙管。 

 

春先に紙巻から嗅ぎタバコ(鼻に入れる)に換えようとしたのだが、失敗した。 

入れたくなかったからである。 

体に悪そうだったからだが・・・紙巻も体に悪いのだが、直接なのが嫌だった。 

 

煙管は火を点けるから煙である。 

しかも肺喫煙しない。(する人もいるが、私はしないようにしている) 

で、この置換が成功することは誰にでも判るだろう。 

タバコを吸うことに変わりはないし・・・ 

 

 

ところが、量が絶対的に違う。 

1回の喫煙で吸えるのは数回程度で、日に吸う量は紙巻き換算で5本から7本程度でしかなく、しかも肺喫煙しない。 

すぐにニコチンの呪縛から解き放たれることはないかもしれないが、これを続けることで、依存度は格段に下がることが期待できる。 

 

で、煙管なら吸ってもいいのではないかと思ったりもする。 

なにしろ、日本文化なのだ。 

 

 

煙管の製造は工芸品の域である。 

煙管や刻みを入れて持ち運ぶ煙草入れも工芸品であり、それを帯に留めるための根付すら工芸品となっている。 

刻みの製造もまた、日本の技術ならではである。 

細かく切るだけならどこの国でもできるだろうが、それを揃ったまま綺麗に切っていくのは、刃物としての日本刀文化の流れを汲む技術あってこそだろう。 

外国のソードにしろシミターにしろ、叩き切るのであって、日本刀のように斬るものではないのだ。 

 

 

美味食倶楽部的な話をすれば、お茶席(茶道)というのにも煙草は出てくる。 

今は吸わず単に飾ってあるだけなのかもしれないが、煙草盆が置いてある流派もあるのだ。 

昔はマッチもライターもないから、火打石で火を点けるしかないが、煙草は無理である。 

どうするかというと、炭を熾し、それで火を点ける。 

煙草というやつは、炭で点けると良い匂いを出す。 

副流煙は臭く不快なものだが、炭で点けた臭いはまったく異なるのである。 

 


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