プリン

いわゆる普通プリンについてである。 

 

さて、どんなプリンを想像されただろうか。 

プッチンというのを折って、ひっくり返すとプリンだというものではないだろうか。 

まあ、ひっくりかえさず、そのままスプーンで食べてしまうのだが。 

 

あれがプリンなのは、多分、日本だけではないだろうか。 

焼きプリンなどというのが出て来てびっくりしたくらい、あれが普通のプリンなのだ。 

 

 

その普通のプリンについての考察である。 

 

ネットを検索するといくつものレシピがあり、簡単に作れるのだが、見ていて思った。 

 

・・・汚い、と。 

 

 

原因はカラメルソースである。 

 

何を勘違いしたのか、大抵、カラメルソースを先に底に引き、そこにプリン液を入れて、加熱なり冷蔵するなりして固める。 

当然、カラメルはプリン液と混ざってしまうのだ。 

 

なぜ、こんなことをするのかというと、市販のプリンがそうなっているからだろう。 

 

 

市販品は綺麗にカラメルとプリンが分かれている。 

汚ければ売れないだろうから当たり前だが、なぜ分かれているかというと理由がある。 

 

カップに、先にプリン液を入れ、後からカラメルソースを噴出して入れるのだ。 

メーカーによると、その理由は「先にカラメルを入れておくと混ざって汚くなるから」だという。 

 

カラメルに粘度があり、表面張力もあるため、適度な速度で噴出してやると混ざることなく底に定着するのだという。 

そんな微妙なことは家庭ではできそうにない。 

 

なぜ、上にカラメルではないかというと、上にするには粘度の調節が難しいからだというが、これは発売当時の技術や運搬状況によるものだろう。 

 

 

では、家庭ではどうすればいいかというと、簡単だ。 

カラメルソースを作り、プリンを作り、プリンを皿に載せたら、カラメルソースを掛ければいい。 

何も、一緒にしておく必要はないのである。 

 

 

プリンを見ていて思ったのだが、茶碗蒸しと大差ないだろう。 

茶碗蒸しが綺麗に作れるなら、出汁を牛乳に換え、砂糖とバニラエッセンスを加えたら、どう考えてもプリンになる。 

 

カラメルソースは蒸し上がってからトッピングする。 

何なら、三つ葉の代わりにミントでも入れてやればいい。 

 

見た目は茶碗蒸し、中身はプリンである。 

大人はびっくりするだろうが、子供は喜ぶのではないだろうか。 

 

 

これを豆乳で作ると、豆乳プリンやら豆乳茶碗蒸しになる。 

玉子を入れず、豆乳とにがりだけにすると単なる手作り豆腐になるようだ。 

 

茶碗蒸し ≒ プリン ≒ 手作り豆腐 

 

どれか作れれば、後の2つがおまけで付いてくる、お得なレシピだろう。 

 

 

簡単に作り方を書いておく。 

茶碗蒸しの、だが。 

 

玉子の3倍量の出汁を入れ、よく解く。 

茶碗蒸しの容器に入れ、適当に具も入れるが、火の通りやすいものでないといけない。 

沸騰した蒸し器に入れ、7分間蒸す。 

それだけ。 

 

よく、楊枝を立てて済んだ液が出たらなどとあるが、そんな女々しいことはしない。 

ちなみに、今まで固まらなかったことも、スが入ったこともない。 

 

 

プリンは牛乳100~130ccに玉子ひとつくらいの割合のレシピが多いようだ。 

砂糖は男だとびっくりする量が入っている。 

飲み物と同じ程度しか入れないと甘くないプリンになってしまうのだ。 

まあ、人によってはプリンも飲み物かもしれないが。 

 

なお、カラメルソースは砂糖と水だけですぐに出来る。 

砂糖(これも結構な量)をごくわずかな水で溶いて、火に掛ける。 

当然、沸騰し、水分は蒸発し、そのうち焦げていく。 

その、焦げはじめたところから少ししてカラメルになる。 

焦げ終わると単なる炭になるし、その前では茶色い飴だ。 

よきところで火から下ろし、極めて少量の水で粘度を調整する。 

失敗しても実験だと思えばいい。 

これは電子レンジでもできるが、加熱し過ぎると高温になり過ぎて危険である。 

状態をよく見て、加減していただきたい。 


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