キムチには2種類ある。
本格的な김치(キムチィ)と日本風のキムチだ。
日本風のキムチにハングル表記をしない取り決めになっている。
【重要】
韓国産キムチの衛生検査が3年間免除になっている。
当然だが、無検査のものは危険なので食べてはいけない。
国産白菜による国産キムチのみ食すべし!
キムチというのは漬物全般のことのようである。
秀吉の朝鮮出兵、あるいは江戸時代の朝鮮通信使によって唐辛子が朝鮮に持ち込まれるまでは塩漬けだったらしい。
今ではキムチといえば唐辛子たっぷりの赤いイメージがあるが、ルキムチ(水キムチ)のように、唐辛子もにんにくも使わないキムチも残っている。
ここで作ろうというのは半分本格的なキムチだ。
どこが本格的ではなくすかというと、面倒なのでヤクニョム(薬念)を作らないからである。
何のことはない。
キムチ漬けの素を使うのだ。
キムチ漬けの元は、白菜などをそのまま漬けて、キムチにしてしまうものである。
それを、そのまま漬けない。
まず、白菜を塩漬けにする。
これはそのまま食べられる、普通の白菜の漬け物である。
つまり、そのまま食べることと、キムチにして食べることの両方をしようという次第。
既に漬かっていて、塩分もあるため、少量の素を混ぜるだけで良い。(コストパフォーマンスが良い)
混ぜる加減で、辛味の調節も可能だ。
その際に必ず細切りにして塩もみした大根などを加える。
ここがポイント。
他に、人参、せり、ニラなど入れたいものを入れても良い。
キムチ漬けの元で作っただけよりは、違った見栄え、違った味わいになるはずだ。
キムチの代表格は白菜だが、大根のカクテキもあるくらいだから、キムチ(の素)に合うのである。
好みで甘みを加えたり、日を置いて酸味を出してもいいだろう。
キムチ漬けの素だから、混ぜてすぐに食べられる(塩漬けが済んでいる)が、少し置いて馴染ませたのも良いし、(乳酸発酵して)酸味が出て熟れれば更に本格的な味に近づく。
キムチのいけないところは食べ過ぎることにある。
いくらでも飯が入る。
以前、韓国人留学生の寮生がうきうきしている日があった。
何事かと問うと「今日はキムチの日なんです」という。
何でも、キムチは大量に食べ、かつ飯も大量に食べるため、キムチは曜日を決めて出しているというのだ。
日本人でも食べ過ぎるのだから、韓国人がキムチ好きなのは当然だろう。
以来、キムチは韓国人のソールフードだと思っている。
おふくろの味かもしれない。
祖国を離れた留学生が楽しみにするのも頷けるというものだろう。
キムチ漬けの元で半分本格キムチ、いかがだろうか。
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