あさつき(浅葱)

あさつきの語源にはいろいろあるようだ。 

緑色になる前の薄い色(浅い)に使うからとか、にんにく(ヒルツキ)より辛味が薄い(浅い)とかだ。 

酷いのになると、朝に市場に着くから朝着きだなどというものもある。 

落語だろう。 

 

あさつきは浅葱と書く。 

だから「浅い」に拘っているのかもしれない。 

 

浅葱はそのまま「あさぎ」で、浅葱色というのがある。 

浅葱色だからあさつきなのかもしれない。 

まあ、なら最初の浅葱色は何だということになって、卵が先か鶏が先かと同じことになってしまうのだが。 

 

言葉から考えると、「つ」は接続詞で、「の」と同じようなものだろう。 

「き」は「葱」のことだろうから、やはり「あさ」の意味が分からない。 

 

なので、そういう考えを捨てる。 

勝手に考えてみよう。 

 

あさつきのどこを食すだろうか。 

葉の部分を食すことを知ってびっくりしたことがある。 

私にとってそこは食べる部分ではなかったからだ。 

なぜかというと、あさつきを採って葉の部分で束ね吊るして干しておくからである。 

カラカラに乾くので葉の部分は当然食べない。 

 

私が食べるのは、球根の部分である。 

 

ユリ科の植物なので球根がある。 

その球根はノビルのようなまん丸ではなく、曲った形をしている。 

三日月のようにである。 

 

その球根は真白だ。 

 

昔、「巨人の星」で太陽が昇ってきて振り返ると星空に月が浮かんでいるというシーンがあった。 

ありえない。 

太陽と月の両方が見えるのは普通にあるが、太陽が出ていて反対側は星空ということはない。 

 

太陽が昇ったなら、白い月が見えるだけだろう。 

というわけで、朝の白い三日月のようだから「朝月」というのはどうだろうか。 

 

 

実(球根のこと)はつるっとしたものだが、食べるとかなり辛い。 

味噌を付けて食すが、子供には食べられたものではないだろう。 

 

ある飲み屋で注文したら、円錐状にした味噌に、何十個かのあさつきを突き刺して出てきたことがある。 

面白いがちょっと乱暴かもしれない。 

 

私の好みは、あさつき(実)をみそ漬けにしたものである。 

なんのことはない。 

あさつきを味噌で食し、余ったものをまとめて保存するだけである。 

漬けておくと辛味が弱まり、食べやすくなり、ご飯にもよく合う。 

 


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